2024年2月2~4日の3日間、群馬県立前橋女子高等学校のSSHプログラムの下、19名の高校生が受講、町田龍一郎客員研究員と藤田麻里特任助教が講師を務め、「SS-Lecture 菅平高原実験所研修」が実施されました。コロナの影響で中断されていた研修の3年ぶりの実施です。「アニマルトラッキング、バードウォッチングなどを通して野生動物や野鳥の実際の姿に触れ、彼らの見分け方、厳冬期での生き様や逞しさを知ろう」がテーマです。雪上のエクスカーションで、多くの動物の足跡や生活痕を実見しただけでなく、野鳥の見分け方などを学ぶことができました。夜は、昆虫の進化・多様性の講義を聴き、その後、実体顕微鏡やSEMでショウジョウバエを観察、昆虫の形態や変態について学びました。受講生からは「動物の足跡の区別が分かって嬉しかった」、「野鳥の種類が分かるようになって興味が出た」、「いろいろ分かってくるということは愉しい」、「昆虫にとても興味がもてるようになった」などの感想を聞けました。充実した3日間であったようです。

凍結した大明神滝へのエクスカーション
昆虫の多様性・進化について聴講
昆虫の形態や変態の様子を観察